皮膚の状態は一人ひとり異なります。手、顔などに対する普段からの皮膚のケアを怠っていませんか。 顔の悩みとしては、マスクによる皮膚炎が多くなっています。特に冬は乾燥し、保湿してもヒリヒリすることやかゆくなることも多いでしょう。一方、ニキビや毛穴の悩みも多いです。どちらもスキンケアの基本は洗顔です。荒れてくると、ガサガサした質感になるため乾燥が原因と考え、さらに保湿のクリームなどを塗布する人が多いですが、逆効果になることがあります。洗顔する方法やせっけん(洗顔料)は適当ですか。ヒリヒリする人は低刺激のもの、かゆくなる人はなるべく無添加の洗顔料をお勧めします。頭皮や体のかゆみも同じで、無添加のせっけん(シャンプー)は泡のものもあり使いやすくなっています。ニキビが気になる人はクレンジングや洗顔料からニキビ用のものを用い、1日2回の洗顔をお薦めします。また、入浴などを利用し、毛穴の汚れを浮かせてから洗わないと汚れはよく取れません。角質ケアや、美白のための洗顔料には刺激が強いものもあるので、荒れているときには避けてください。ガサガサするときこそ優しく丁寧に、低刺激のもので洗ってください。ガサガサや赤みは皮膚の炎症(皮膚炎)の症状でもあり、乾燥だけではありません。 手も刺激が多い部位です。以前から食器用洗剤、掃除用の洗剤を頻回に扱う場合、素手で使用しているとかゆみや荒れの原因になっていました。近年は手洗いが頻繁に行われ、アルコールなどで消毒する機会も多くなっています。今までは平気だったとしても刺激が重なると皮膚炎の原因となります。なるべく洗剤は手袋着用で使用してください。 |
2022年7月3日